蔵の由来

~自由に、ありのままに。~

私の義父永塚重蔵は、義母が平成8年にアルツハイマー型認知症の診断を受け、ディケアやショートスティを利用しながら在宅介護をしてきましたが、ちぐはぐな行動や警察や救急車に保護される俳徊が度重なり、在宅での限界を感じグループホームに入居させたのです。
しかし、1ヶ月位で職員や他の入居者に迷惑をかける行為があるとの理由で退去を余儀なくされ、精神科病院施設に入院することになったのですが、入院間もなく歩行や食事も自分で出来なくなり、更に大腿骨を骨折し寝たっきりの状態になってしまったのです。
後悔した義父(当時78歳)は、「自宅をグループホームにし、義母を看よう」と決意し、自宅を改築中の平成13年8月に病で急逝。
それまで専業主婦だった私は義父の遺志を受け継こうと決意し、義母の介護に携わってくれた方などの協力でやっと完成することができたのです。
そして義母を「蔵」に入居させ平成16年1月逝くことができたのです。 グループホームの・名前は、義父重蔵の一字から「蔵」としました。

グループホームってどんなところ?

認知症高齢者のグループホーム(認知症対応型共同生活介護)とは、介護が必要な認知症のお年寄りが少人数でスタッフと共同生活を営みながら、認知症の緩和をうながすことを目的とした介護サービスです。
グループホームの目的は「自立支援」です。普通の服を着て、家庭的な雰囲気の中で、普通の生活を営む。
自分たちの食事はできるだけ自分で作る。認知症なのだから、とできなくなっていることもありますが、能力に応じて無理のない範囲で自分自身でできることをしてもらうのが基本。スタッフも、お年寄りに何でもお世話してしまうのではなく、根気よく見守りながら、介護・支援をしていきます。
実際には、お年寄りたちに自分でしてもらう方が時間も手間もかかることも多いですが、できるだけ自分でやってもらうことが実はリハビリになり、認知症の進行を遅らせる効果があるという考え方なのです。